小関、世界記録の一平に競り勝ち3連覇 第一人者の意地見せた

[ 2017年4月17日 05:30 ]

競泳 日本選手権最終日 ( 2017年4月16日    名古屋市ガイシプラザ )

男子200m平泳ぎ決勝で優勝した小関也朱篤(中)は表彰台で記念撮影(左は渡辺一平)
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 男子200メートル平泳ぎは小関也朱篤(25=ミキハウス)が世界レベルのデッドヒートを制して3連覇した。スタート直後から積極的に飛び出した世界記録保持者の渡辺を懸命に追いかけた。150メートルで0秒38遅れたが、ラスト50メートルで猛スパート。ピッチを上げて最後は差し切り、自己ベストを0秒59更新する2分7秒18。リオ五輪金タイム(2分7秒46)を上回り「自己ベスト更新は25歳ですけど、うれしい。隣にかなり元気な若手がいるから負けられない」と笑顔を見せた。

 男子平泳ぎのエースとして臨んだリオ五輪では200メートル5位に終わった。五輪後は結婚式の準備などもあり、本格的な練習は年明けからと遅れたが、1月に渡辺の世界記録更新を目の前で見て「うかうかしていられない」と火がついた。米国での高地合宿で急ピッチで調整し、きっちり仕上げて第一人者の意地を見せた。

 20年東京五輪へ向けて、5歳下のライバルの存在が力になる。世界記録まであと0秒51。「200メートル平泳ぎは日本人が世界記録を出している。今度は自分が更新したい」と言葉に力を込めた。

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2017年4月17日のニュース