松森64初美酒へ1差3位 30位から急浮上「100点満点」

[ 2016年10月16日 05:30 ]

女子ゴルフツアー富士通レディース第2日 ( 2016年10月15日    千葉県千葉市東急セブンハンドレッドクラブ=6635ヤード、パー72 )

スコアを8つ伸ばし笑顔の松森彩夏
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 30位からスタートした松森彩夏(22=スターツ)が8バーディー、ボギーなし、自己ベストとなる64をマークして通算8アンダーの136とし、1打差の3位に急浮上。最終日は9アンダーでトップに並ぶ笠りつ子(28=京セラ)、堀琴音(20=東芝)との最終組で、ツアー初優勝に挑む。

 最終18番グリーン上で松森はじっとスコアボードを見つめた。イーブンの30位からスタートして急浮上。18番も3メートルを沈めてノーボギーの64。3位まで順位を上げて「100点満点?はい、そうですね」と笑みを浮かべた。

 8バーディーを奪ったが、うちピタリとつけたのは10、15番で、残り6ホールは3メートル、5メートル、8メートルなどを決めた。「初日との差はパター。ショットは前から良かったので、パットが入ればこれくらいのスコアになるんですね」と冷静に振り返った。

 神奈川・日大高では同期で今年プロテストに合格した、男子プロ川岸良兼の次女川岸史果の陰に隠れていたが、13年にテスト合格。昨年は4月のフジサンケイ・レディース、9月のマンシングウェア東海クラシックでいずれも2位と優勝争いを演じた。だが、今季は3月の開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースの3位が最高。以後は低迷し、予選落ちを怖がり持ち前の攻めのゴルフを失っていた。

 「自分に刺激を与えたい」と感じ、「毎日5アンダー」と9月末のミヤギテレビ杯ダンロップ女子からノルマを課した。その翌週の日本女子オープンでパターをマレット型から、オデッセイの半六角形のDYPEに替えて3日目5位まで上昇。前週のスタンレー・レディースは7位と結果につながっている。

 最終日は1打差で追う笠、堀琴と同じ最終組。ツアー初優勝を狙う22歳は「バーディーの取れるコースなのでチャンスは攻めたい」と言い聞かせた。

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2016年10月16日のニュース