大相撲 10・4五輪向けイベント、外国人や障害者ら3000人招待

[ 2016年9月10日 16:16 ]

「大相撲beyond2020場所」に外国人や障害者らを招待すると発表し、記念撮影する(後列左から)横綱鶴竜、横綱日馬富士、春日野広報部長ら

 日本相撲協会は10日、2020年東京五輪・パラリンピックの機運を盛り上げる国際交流イベントとして10月4日に東京都墨田区の両国国技館で行う「大相撲beyond2020場所」に外国人や障害者ら約3千人を招待すると発表した。入場券の一般販売はしない。

 十両以上の力士による観客のお出迎えや横綱土俵入り、幕内取組などを実施し、国技や日本文化への理解を図る。同時通訳による館内放送、手話や視覚障害者への対応など新たな観戦サービスも試みる。

 最高位の2人が上段、中段、下段の三つの型をつくる儀式で、重要な行事でのみ披露してきた「三段構え」も21年ぶりに復活させる。横綱日馬富士関は「名誉なこと。伝統を伝えられるのはうれしい」と話した。記者会見した協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「大相撲を身近に感じ、体感していただくことが、東京五輪・パラリンピックへの機運醸成につながっていくと信じている」と述べた。

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2016年9月10日のニュース