錦織、疲労の色濃く“思考停止”「徐々に動けなくなった」

[ 2016年9月10日 11:56 ]

テニスの全米オープン男子シングルス準決勝、バブリンカに敗れ、失意の表情を浮かべる錦織(AP)

テニス全米オープン男子シングルス準決勝 錦織 6-4、5-7、4-6、2-6 バブリンカ

(9月9日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 テニスの全米オープン第12日は9日(日本時間10日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス準決勝で第6シードの錦織圭(26=日清食品)が第3シードのスタン・バブリンカ(31=スイス)に6-4、5-7、4-6、2-6で逆転負け。2年ぶりの決勝進出はならなかった。バブリンカは大会初の決勝進出。

 以下、一問一答。

 ――試合を振り返って。

 自分が疲れて思考停止というか思考能力が低下していた。徐々に動けなくなって、長いポイントで食らいついていくのが難しくなった。

 ――ネットプレーをかなり多用していた。

 攻める気持ちも、長いラリーをしたくない気持ちも両方あった。今週は前にいくプレーがよくて自信もあった。スライスを多用してくる選手なので前にいかないといけない。あとはタイミングや時間帯の見極め。

 ――マリー戦のダメージ。

 足がかなり重かったし、きょうのコンディションは湿気があって凄くタフだった。多少言い訳になるが、準々決勝で5セットやっていなければもう少し元気に戦えた。4時間の試合をしてしまったので、ドーピングでもしない限り難しい(笑い)。

 ――4大大会2度目の4強入りで今大会の収穫は?

 疲れのある中でもここまで戦えてチャンスもあった。もう少し簡単に勝ち上がってこれたら、また決勝に戻ってくるチャンスが出てくる。トップの選手に勝ってきている事実を忘れないように残りのシーズンを戦いたい。

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2016年9月10日のニュース