35歳後藤悠介 世界マスター選手権で日本人初出場で金メダル

[ 2016年8月4日 15:47 ]

世界マスター選手権で日本人初出場で金メダルを獲得した後藤悠介

 カヌーの「2016ワールドマスターチャンピオンシップ」がこのほどリトアニアで行われ、日本人として初出場した後藤悠介(35、ALL CONNECT)が、男子カヤックシングル(K1)200メートルの35~39歳の部で金メダルを獲得した。

 流れのない静水につくられた直線コースでカヌーをこぎ、タイムを競う種目で初出場、金メダルを獲得した後藤。日本選手権や国体での優勝経験はあるものの、一人で海外に出て勝負するのは初体験。「メダルが欲しい気持ちはもちろんあったが、正直どこまでいけるかわからなかった。初めて一人で海外遠征という不安もかなりあったが、この大会に送り出してくれたみなさんに感謝している」と喜びを口にした。

 カヌースプリント界からリオ五輪に出場する日本人選手がいない中、「カヌースプリントを少しでもアピールしたい」との思いで出場した後藤だが、所属のALL CONNECT(福井市)の岩井宏太社長は「言葉も通じず心細い中での金メダル獲得。今回の偉業にはとても勇気づけられた」と祝福した。

 大会は7月22~24日に行われた。

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2016年8月4日のニュース