ロシアが五輪入村式 選手数減でも大歓声

[ 2016年8月4日 10:00 ]

リオデジャネイロ五輪

(8月4日)
 国家ぐるみのドーピング問題に揺れたロシアチームが3日、リオデジャネイロ五輪の選手村への入村式を行った。当初の予定より選手の数は大幅に減ったが、ロシア国歌の演奏とともに国旗が掲揚されると、選手らの大歓声に包まれた。

 午後8時すぎ(日本時間4日午前8時すぎ)から始まった式には選手やロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長ら約200人が参加した。

 ロシア選手団の広報担当は、直前まで参加が確定しなかった不安定な状況にもかかわらず選手らの士気は高いと強調。式に参加した女子テニスのスベトラーナ・クズネツォワ選手は、ドーピング問題について問われると「私の仕事は議論をすることではなく、テニスをすること」とかわした。

 ロシアチームは当初387人の選手団を編成したが、ロンドン五輪で金8個を集めた陸上と、銀5銅1のメダルを得た重量挙げでチームとしての参加が禁じられ、多くの選手が五輪出場から除外される結果となった。

 ジューコフ会長によると、参加選手は270~280人になるとみられる。ロンドン五輪でロシアが獲得したメダルは金24個を含む82だったが、大幅な減少は避けられない見通しだ。(共同)

続きを表示

2016年8月4日のニュース