ロシアは270人超がリオ参加へ 五輪委会長が見通し

[ 2016年8月4日 08:30 ]

 ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、同国オリンピック委員会のジューコフ会長は3日、リオデジャネイロ五輪に参加するロシア選手は270~280人になるとの見通しを明らかにした。国際オリンピック委員会(IOC)総会後に報道陣に述べた。

 ロシア選手の五輪参加の可否は各国際競技連盟(NF)が判断した上で、最終的にIOCの審査委員会が決める。国際セーリング連盟は同日、男子470級のパベル・ソジキン選手の出場資格がないとした判断を撤回したことを発表した。世界反ドーピング機関(WADA)調査チームの報告書で陽性検体の虚偽報告が指摘されたが、検査の詳細の言及がなく、競技外検査だった場合は違反にならない物質だったために決定を改めた。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は重量挙げチーム全体の参加を禁じた国際連盟の処分取り消しを求めたロシア連盟の訴えを退ける裁定結果を発表した。国際ボート連盟に出場資格がないと判定された17選手の提訴も退ける結論を出した。(共同)

続きを表示

2016年8月4日のニュース