梅丹社長が謝罪「申し訳ないとしか」、サプリに禁止薬物で会見

[ 2016年4月21日 21:45 ]

記者会見する梅丹本舗の松本喜久一社長。商品にWADAが指定する禁止薬物が含まれていたことが分かり謝罪した

 日本自転車競技連盟の公式スポンサーの健康補助食品会社、梅丹本舗の松本喜久一社長が21日午後、大阪府摂津市の本社で記者会見し「申し訳ないとしか言えない。不安を感じている選手の気持ちを思うと何とも言えない」と謝罪した。

 同社は2007年からアスリート向けの商品開発を開始。以来、禁止物質の検査を受ける道を模索してきたが、国内では困難だったという。英国の機関へ独自に依頼し「10年来の宿題」が解決したものの思わぬ結果となり、松本社長は「当初は何も考えられなかった」と無念の表情だった。

 問題となった商品の一つ「古式梅肉エキス」は梅のみを原料としており「問題ないだろう、と。今考えると脇の甘いスタートをしてしまった」と反省した。その上で「全ての企業が(国内で)テストを受けられる環境ができれば日本のスポーツ界はいい方に変わると思う」と語った。

 商品を提供していたのは自転車競技の選手のみだったという。今後のスポンサー活動については「連盟の判断にお任せしたい」と話すにとどめた。

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2016年4月21日のニュース