上田、一ノ瀬ら熊本勢が健闘期す 22日から2週ぶり女子ツアー

[ 2016年4月21日 17:03 ]

フジサンケイ・レディースを前にポーズをとる(左から)上田桃子、一ノ瀬優希、笠りつ子

 女子ゴルフのフジサンケイ・レディースは22日から3日間、静岡県伊東市の川奈ホテルGCで行われる。前週、熊本県で予定されていたKKT杯バンテリン・レディースが地震で中止となったため2週ぶりのトーナメント。開幕前日の21日は同県出身の上田桃子、一ノ瀬優希、笠りつ子らがプロアマ戦などで最終調整した。

 上田は熊本市の実家が被災した。家族が避難所で暮らす中、悩んだ末に出場を決意。「(プレーで)何か伝えることができれば…」と胸の内を明かした。ツアーで選手会長にあたる立場の一ノ瀬は「私の家も被災したけど熊本を助けたい気持ちはみんな一緒。一番いい形を考えたい」と今後の支援策に考えを巡らせる。笠は明るい表情で「前向きに」と健闘を期した。

 男子ツアーでは同郷の永野竜太郎の奮闘が光る。上田は「(ゴルフ界は)熊本の選手が多い。みんなで頑張っていきたい」と決意表明した。

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2016年4月21日のニュース