18歳中野 初の五輪切符!リオ本番会場で堂々7位

[ 2016年4月21日 05:30 ]

予選を7位で通過し、五輪初出場を決めた中野

トランポリンリオデジャネイロ五輪最終予選

(4月19日 ブラジル・リオデジャネイロ)
 テスト大会を兼ねて本番会場のリオ五輪アリーナで行われ、中野蘭菜(18=星稜ク)が初の五輪出場を決めた。中野は予選7位で、既に五輪出場を決めていた国・地域を除く国・地域別順位で3番目となり、今回の最終予選で与えられる5枠以内に入った。日本トランポリン協会の選考基準により、代表に決定。8選手による決勝では6位だった。ロンドン五輪代表の岸彩乃(23=金沢学院大ク)は予選15位で、2大会連続の出場はならなかった。

 本番会場で18歳が躍動した。13日から4日間、ブラジル北東部アラカジュで合宿を行ったものの、練習量が多すぎてコンディションを落とした。大会の台とも感覚が合わない大ピンチだったが、首を上げて姿勢を真っすぐに保ち演技には高さもあった。「自分にしかできない」と言う3回宙返りと2回宙返りひねりのつなぎも安定。4歳の時に極度の人見知りを直すため、母に連れられて行ったトランポリン教室で競技を始めた。「両親に(五輪に)出られたよ、と言いたい」と笑みを浮かべた。蘭菜(らな)という名前は、人気アニメ「未来少年コナン」のヒロイン・ラナが由来。14年の南京ユース五輪で銀メダルに輝いたホープは、20年東京五輪という「未来」ではなく、リオの「今」を戦う。

 ◆中野 蘭菜(なかの・らな)14年南京ユース五輪銀メダル。14、15年世界選手権代表。石川・星稜高出、金沢星稜大1年、星稜ク。1メートル58、46キロ。18歳。石川県出身。

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2016年4月21日のニュース