ヒート 地元で連勝、ボッシュ不在もウェイド奮闘28得点

[ 2016年4月21日 15:24 ]

28得点をマークしたヒートのウェイド(AP)

 NBAは20日にプレーオフ1回戦の3試合を各地で行い、2年ぶりの5度目のファイナル進出を目指す東地区3位のヒートは6位ホーネッツに115―103(前半73―60)で快勝。フォワード兼センターのクリス・ボッシュ(32)を病気(血栓)で欠きながらも、地元マイアミでの2試合で白星を重ねた。

 06年ファイナルのMVP、ドウェイン・ウェイド(34)が28得点をマークすれば、センターのハッサン・ホワイトサイド(26)は17得点13リバウンドを稼いで勝利に貢献。ウェイドのプレーオフでの20得点以上は通算100回目で、ポストシーズンでは史上18人目の通算3500得点(3525)をクリアした。ホワイトサイドは放った8本のフィールドゴール(FG)をすべて成功。この2試合のFG成功率は89・5%(19本中17本)というハイ・アベレージになっている。

 ホーネッツは初戦(●91―123)に続いて2ケタ点差をつけられて完敗。レギュラーシーズンではヒートと同じ48勝34敗だったが、プレーオフでは予想外の差がつく展開となった。

 この日はマイケル・ジョーダン・オーナー(53)がブルズ時代にプレーオフ史上最多の63得点(対セルティクス)をマークしてからちょうど30年が経過。しかしその“記念日”にチームの3点シュートは16本中1本しか決まらず、プレーオフでは通算12連敗となった。

 東地区1位のキャバリアーズも8位ピストンズを107―90(前半55―53)で退けて地元クリーブランドで2戦2勝。レブロン・ジェームズ(31)は27得点を挙げ、チームの3点シュート成功本数はリーグのプレーオフ記録に並ぶ20本(試投38本)に達した。

 ピストンズのセンターで今季のリバウンド王、アンドレ・ドラモンド(22)は20得点をマーク。しかし成功率がリーグ最下位の35・5%だったフリースローは16本中12本を失敗した。

 西地区4位のクリッパーズは地元ロサンゼルスで5位トレイルブレイザーズに102―81(前半47―43)で勝って連勝。クリス・ポール(30)が25得点、J・J・レディック(31)が17得点を稼ぎ、前日に3度目のシックスマン賞を受賞したジャマール・クロフォード(36)も27分の出場で11得点をマークした。

 トレイルブレイザーズのFG成功率は今季チーム・ワーストの34・1%。ダミアン・リラード(25)は17得点を記録したが、放った22本のFGで決まったの6本だけだった。

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