WADAが新見解 ドーピング検査メルドニウム検出微量なら容認も

[ 2016年4月14日 05:30 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は13日、禁止薬物リストに1月から加えたメルドニウムで100件を超える違反が相次いでいる問題を受け、3月1日以前のドーピング検査で検出量が1マイクログラム以下である場合は容認する新たな見解を発表した。

 該当する選手の処分は回避され、五輪など大会に出場できる道が開けた。禁止される1月より前に摂取をやめたと主張する選手から科学的な調査結果を求める声が相次いでいた。タス通信によると、昨年の水泳の世界選手権女子100メートル平泳ぎで優勝したユリア・エフィモワ(ロシア)らは処分回避の可能性が出てきている。女子テニスのマリア・シャラポワ(ロシア)の処分にどんな影響があるかも注目される。

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2016年4月14日のニュース