優作 史上初!選手会長で賞金王だ 両立困難も…五輪出場諦めん

[ 2016年4月14日 05:30 ]

開幕戦を前に鏡抜きをする(左から)金庚泰、松井功JGTO副会長、宮里優

 男子ゴルフの国内開幕戦「東建ホームメイト・カップ」は14日、三重県桑名市の東建多度CC名古屋で開幕する。今季から選手会長に就任した宮里優作(35=フリー)は、史上初の選手会長での賞金王を目指すことを宣言した。

 「去年は賞金ランク2位でした。今年は複数回勝って、賞金王を目指したいと思います」

 13年に初勝利を挙げてから毎年1勝を記録。昨年は獲得賞金も初めて1億円を突破した。だが、ハードルは高い。歴代の選手会長では01年に片山晋呉が3勝し、賞金ランク2位となったのが最高成績。選手会長の責務がぐっと増した近年は両立が難しいのが現状だ。実際、宮里もオフは多忙を極め、合宿を組むこともできなかったという。

 「ちょっと(練習が)不足している部分はある」。それでも14年には優勝しており、今大会との相性は決して悪くない。日本人4番手につけているリオデジャネイロ五輪出場の可能性もわずかに残る。選手会長で五輪にも出て、賞金王にも…。宮里の多忙な一年が始まる。

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2016年4月14日のニュース