日本バスケ協会 三屋裕子氏が会長に、川淵会長は新設ポスト就任

[ 2016年3月12日 08:05 ]

 日本バスケットボール協会の川淵三郎会長(79)が6月に退任し、新設されるポストに就任することが11日、分かった。次期会長には三屋裕子副会長(57)が昇格する。

 昨年8月に国際連盟(FIBA)による制裁が解除され、今年9月には、男子のBリーグが開幕する。改革の流れを継続させるため、今後も協会に残り新体制を支える。

 昨年5月に就任した川淵会長はかねて1年で退任する意向を示していたが、制裁解除に関する手腕を高く評価するFIBAからの残留要請を承諾した形だ。日本協会は昨夏から2年間、FIBA監視下の「モニタリング期間」となっている。川淵氏は次の体制を軌道に乗せるため、期間内は協会にとどまり、流れが逆行しないよう目を光らす。役職名は協議中だが、名誉職ではなく発言力のある立場となる。

 三屋副会長は19日の臨時評議員会、6月の評議員会を経て、会長に就任する運び。84年ロサンゼルス五輪女子バレーボール銅メダリストで、サッカーJリーグ理事などを経験。日本協会の立て直しのため、川淵会長とともに就任していた。

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2016年3月12日のニュース