アテネ五輪金の塚原が現役引退 朝日生命総監督就任へ

[ 2016年3月12日 05:30 ]

現役引退を決めた体操の塚原直也。2004年アテネ五輪体操男子で28年ぶりの団体総合制覇に貢献。日本初の親子金メダリストに輝いた

 04年アテネ五輪の体操男子で28年ぶりの団体総合制覇に貢献し日本初の親子金メダリストに輝いた塚原直也(38)が現役引退を決めた。所属先の朝日生命が11日に発表。16日に記者会見する。今後は五輪で計5個の金メダルを獲得した父・光男氏(68)の後を継いで朝日生命の総監督に就任し20年東京五輪に向けた後進の育成に尽力する。

 13年に国籍を取得したオーストラリア代表としてリオデジャネイロ五輪出場を目指したが、2月の国内選考会で道が断たれ、指導者への転身を決意した。

 96年アトランタ五輪から3大会連続で出場。世界選手権では個人総合で99年に銀メダル、97年に銅メダルを獲得した。アテネ五輪の団体優勝メンバーで、塚原は最後の現役選手だった。

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2016年3月12日のニュース