高谷ケガでも強行出場「今回に懸ける」18日開幕アジア予選

[ 2016年3月8日 05:30 ]

 エースに黄信号がともった。レスリングのリオ五輪出場枠を懸けたアジア予選(18~20日、カザフスタン)に出場する日本男子が都内で合宿を公開した。

 フリー74キロ級ロンドン五輪代表で、14年世界選手権2位の高谷惣亮(26=ALSOK)は右膝のケガで別メニュー調整。10日後に迫った試合に向けて不安を残した。

 先月26日の練習中に内側側副じん帯を痛めて4日間入院。全治3週間の診断を受けた。上位2人に出場枠が与えられる今回の予選を回避しても、4月と5月の世界予選などチャンスは残る。無理をすれば悪化のリスクもあるだけに「本当に悩んだ」と出場辞退も考えたという。それでも「人間なかなか万全にはならない。今回に僕の全部を懸ける」と決断。退路を断つ思いで五輪切符をつかみにいく。

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2016年3月8日のニュース