白井、体操同様妥協なし!世界の食への探究心

[ 2016年3月8日 08:10 ]

“ひねり王子”こと白井健三

 環境が変わる海外遠征では、食に悩むアスリートも多い。だが、白井はそんな悩みとは無縁だ。遠征でのポリシーは「現地の食を楽しむこと」。19歳は笑って意図を説明する。「だって、日本のものを食べていても損ですよね!せっかく海外にいるのに」。もちろん、コンディショニングが最優先だが、異文化への興味は失わない。

 13年、初めての世界選手権はベルギー・アントワープで開催された。ワッフルやクロワッサンに舌鼓を打ち、ドイツに遠征すれば、ソーセージにかぶりつく。今年2月のAGF杯(アゼルバイジャン)から帰国すると、「ケバブがおいしかったですね」と“どや顔”を浮かべていた。

 口に合わなかった時の備えも万全だ。昨年の世界選手権の開催地は英国・グラスゴー。現地食の味が薄いと聞くと、日本から焼き肉のタレを持ち込んだ。「これかければ、全部焼き肉の味になりますからね!」。五輪選手村の食堂は世界各国の料理がそろう。そこにはきっと、さまざまな料理にアタックする白井がいる。

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2016年3月8日のニュース