シャラポワ、12日から暫定資格停止処分 禁止薬物使用

[ 2016年3月8日 09:55 ]

会見するマリア・シャラポワ(AP)

 女子テニスの元世界ランキング1位、マリア・シャラポワ選手(28=ロシア)が7日、ロサンゼルスで記者会見し、1月の全豪オープンのドーピング検査で禁止薬物の「メルドニウム」に陽性反応が出たことを明らかにした。国際テニス連盟から、12日から暫定的な資格停止処分を受けることも決まった。

 競技力向上の効果があるとされるメルドニウムは、今年1月から新たな禁止薬物のリストに追加された。治療用に飲んだ薬に含まれていたとのことで「ルールにのっとって医者から処方され、この10年服用してきた。禁止薬物のリストに入ったことを知らなかった」と、禁止されていることを自覚しての摂取は否定した。それでも「大きな過ちを犯した。自分の体に何を取り入れているかの責任は自分にある」と違反を認めた。

 今後について、シャラポワ選手は「私の競技人生をこのように終わらせたくはない。もう一度チャンスがもらえることを希望する」と現役続行の意思を表明した。(共同)

続きを表示

2016年3月8日のニュース