錦織4時間54分惜敗…日本8強届かず、9月入れ替え戦へ

[ 2016年3月8日 05:30 ]

フルセットの末アンディ・マリーに競り負けた錦織

男子テニス デ杯WG1回戦

(3月6日 英国・バーミンガム)
 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦、日本―英国の最終日は6日、英国・バーミンガムでシングルスが行われ、日本は世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)が同2位のアンディ・マリー(28)に5―7、6―7、6―3、6―4、3―6で競り負けた。5時間近い大熱戦もあと一歩及ばず、日本は通算1勝3敗でベスト8進出を逃し、WG残留が懸かる9月の入れ替え戦に回る。2連覇を狙う英国は7月の準々決勝に進出した。

 4大大会決勝でビッグ4同士が見せるようなハイレベルの攻防の連続だった。緊張感途切れない4時間54分の末に惜敗。勝ち切れなかった悔しさは残ったものの、錦織は「いろいろな球種を交ぜてプレーできた。自分に合ったテニスをまた発見できた」と自信も深めた。

 1勝2敗と後がない状況で迎えたエース対決だった。第1、第2セットを際どい内容で落としてから盛り返し、最終セットも第1ゲームをブレークして先行。しかし、あと一歩のところで「彼のしぶといプレーやリターンからの攻めに耐えきれなくてミスが出た」と反撃を許した。第2サーブの強化やスマッシュミスとともに「もうちょっと自分の集中力が続いていたら」と課題を挙げた。

 次戦は7日開幕のBNPパリバ・オープン(カリフォルニア)。前向きな手応えを初のマスターズ制覇につなげる。

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