藤原4年に1度の“特大弾” 好相性五輪イヤー「当たれば飛ぶ」

[ 2016年2月28日 05:30 ]

12年五輪代表の藤原

 マラソン界の大砲が今年も特大弾を放つ。男子はリオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねる東京マラソンは28日、都庁前~東京ビッグサイトで行われる。12年ロンドン五輪代表の藤原新(34=ミキハウス)は27日、約1時間の最終調整。「当たれば飛ぶ状態にはできた。目をつぶって思い切って振る」と夢舞台につながる“本塁打”を誓った。

 五輪選考会の東京は藤原と好相性だ。北京代表は逃したものの、08年は自己記録を一気に約30分も更新する2時間8分40秒で日本人トップの2位。12年は2時間7分48秒で2位に入り、ロンドン切符をつかんだ。14年76位、15年37位とここ2年は凡走したが、夏場からマラソン3連勝で自身7度目の東京を迎える。

 藤原の勝負飯は米、勝負ドリンクは甘酒だ。「甘酒にバターを溶かして飲むとめちゃくちゃうまい。バター甘酒ですね。アルコールが入っていないのに体がカッとくる」。さすがに給水では使わないが、レース前にはグイッと1杯。準備万端で運命の打席に、いや、スタートラインに立つ。

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2016年2月28日のニュース