目指せ東京パラリンピック! 選手発掘に211人参加

[ 2016年1月11日 19:07 ]

 2020年東京パラリンピックで活躍する選手を発掘しようと、東京都は11日、競技を体験できるイベントを都内で開き、211人が挑戦した。参加者らは「パラリンピックに出たい」と口々に話し、真剣に取り組んでいた。

 都は昨年10月に都内在住、在勤、在学の小学5年生以上を対象に募集を開始。当初は100人を見込んでいたが、10代から70代の253人もの応募があった。

 この日、参加者らは車いすバスケットボールや水泳、陸上など15競技のうち、希望する一つ~三つの競技を体験し、選手らのアドバイスに熱心に耳を傾けた。2月中旬には、さらに練習試合や記録測定に挑戦するイベントが開かれる。

 車いすでバドミントンを体験した特別支援学校中学部1年八代莉子さん(13)は「うまく打てなくて悔しいけど楽しかった。パラリンピックに絶対に出たい」と話した。

 同様のイベントは日本パラリンピック委員会(JPC)も開いているが、都が実施したのは初めて。都の担当者は「障害者スポーツは始めるきっかけが少ない。多くの人に挑戦してもらい、才能を発掘したい」と期待している。都は今後、定期的に開催する方針。

 イベントには舛添要一知事と鈴木大地スポーツ庁長官も視察に訪れ、参加者にエールを送った。

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2016年1月11日のニュース