トランプ氏 今度はNFLを“口撃”「プレーが軟弱でつまらない」

[ 2016年1月11日 12:10 ]

 米国の大統領選で共和党の候補指名争いに出馬している実業家のドナルド・トランプ氏(69)が10日、遊説のためにネバダ州レノを訪れた。

 トランプ氏といえば、これまで「メキシコ人は麻薬や犯罪を持ち込む」「イスラム教徒の入国禁止」など過激な発言で注目されているが、その矛先はついにプロフットボールのNFLにも向けられた。NFLではここ数年、頭部や首への危険なタックルに対して出場停止処分などの罰則を強化しているが、この流れがフットボールをダメにしているというのが同氏の主張。

 衰退傾向にある米国の例えでフットボールを引き合いに出した共和党候補は「NFLと同様に我が国は軟弱になりつつある。以前は最高のタックルと思ったものが、今では15ヤードのペナルティーだよ」と肩をすくめた。さらに「(NFLが開催される)日曜日に誰がそんなつまらないものを見たいと思うだろうか」と続けると会場からは拍手喝采。もちろん、誇張ともとれる部分もあるが、こうした発言で注目を集める選挙戦術はトランプ氏の専売特許といえる。

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2016年1月11日のニュース