JX デンソー圧倒3連覇 渡嘉敷最多19得点「常に上目指す」 

[ 2016年1月11日 05:30 ]

<JX―ENEOS・デンソー>第3クオーター、シュートを決めるJX―ENEOS・渡嘉敷

 バスケットボール全日本総合選手権第6日は10日、東京・国立代々木競技場で女子決勝が行われ、JX―ENEOSが初優勝を狙ったデンソーに83―44で大勝して3連覇を果たし、最多の優勝回数を20に更新した。JXは両チーム最多19得点の渡嘉敷らを中心に序盤からデンソーを圧倒し、前半で39―15とリードを奪った。後半も次々と速攻を仕掛けるなど運動量は衰えず、間宮らが着実に得点して点差を広げた。11日の男子決勝はアイシン三河とリンク栃木が対戦する。

 試合開始早々、JX―ENEOSが攻守で圧倒した。1メートル93の渡嘉敷は華麗な外角シュートに、ドリブルで駆け上がってのレイアップと「出だしから突き放そうと思った。圧倒的に勝ちたかった」。第1クオーターで22―6と流れをつかんだ常勝軍団が、また一つ栄誉を手にした。司令塔の吉田、1メートル84の間宮、渡嘉敷と日本代表の3本柱が躍動した。吉田は鋭いパスで速攻の起点となった。間宮はゴール下で体を張り、14得点、11リバウンドを記録し「うちの強さを出せた」と誇った。

 リオデジャネイロ五輪を見据える3人にとっては、優勝は通過点。吉田は「絶対、今のままでは駄目」とさらなる飛躍を期し、昨夏に米WNBAでプレーした渡嘉敷も「常に上を目指したい」と世界を意識した向上心を見せた。

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2016年1月11日のニュース