沙保里 憶測飛び交った緊急会見「結婚って言いたかった…」

[ 2015年12月24日 18:20 ]

ALSOKの青山幸恭社長(右)から花束を送られる吉田沙保里

 五輪3連覇を達成したレスリング女子の吉田沙保里(33=ALSOK)が24日、東京都内のALSOK本社で記者会見を行い、年内で所属するALSOKを退社することを発表した。

 同社では10年間、契約社員として所属。昨日23日に通算13度目の優勝を決めた全日本選手権はALSOK所属としては最後の試合となった。「(最後だという思いで)ちょっと寂しいという気持ちはあった。何が何でも優勝しないとという気持ちだった」と感慨深け。「10年の節目は大きかった。本当にお世話になったし、今まで私を育ててくれたとも思っている」と会社への感謝を口にし、「活躍することで恩返しできれなと。また頑張ります」と目を潤ませた。

 今後は当面フリーでの活動となる。「(マネージメント会社への委託なども)まだわからない状況。次の所属は考えていかないといけないかもしれないし、まだわからないです。とりあえずは当面フリーで」と今後は未定であることを強調。「いろいろなことに挑戦したい」と新たな一歩を踏み出すことに「新しいことに挑戦するという意味では会社にも迷惑かけないようにというのもある。一度きりの人生なので、自分が生きている限り、自分が今できることをしたい。それが私の1つの楽しみでもあるし、いろんなことに挑戦することで視野が広がってきた。いろんなことを考えるようになったし、それが私が頑張れる理由かもしれない」と続けた。また、吉田の出演で人気となった同社のCMの今後については「まだはっきりとは決まってない」と継続出演に含みをもたせた。

 午後5時からの緊急会見が発表されたことで、ネット上では「引退では?」「結婚では?」と憶測が飛び交った。「残念ながら結婚ではなかったので」と自ら切り出した吉田は「こんなに集まっていただいたのに結婚って言いたかったんですが…」と幸せな報告ではなかったことを平謝り。ただ、引退情報に関しては「いやいや、リオ五輪が決まったばかりなのに引退だったらびっくりする。それは絶対にないことです」とキッパリ。親交のある女子サッカーの澤穂希(37)が今季での引退を発表していることでも注目されたが、「いくら仲良くてもそこまで一緒についていくことはね、そこはね。これだけ4連覇したいしたいと言ってたのに、引退したらびっくりする。他の選手に失礼。日本代表として頑張ります」と一笑に付した。

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