男子1万メートルで日本新 村山紘が高岡の記録を14年ぶり更新

[ 2015年11月28日 19:53 ]

 陸上の八王子ロングディスタンスは28日、東京都町田市の法大多摩キャンパスで行われ、男子1万メートルで22歳の村山紘太(旭化成)が27分29秒69の日本新記録を樹立した。従来の記録は高岡寿成(現カネボウ監督)が2001年に米国でマークした27分35秒09で、14年ぶりの更新となった。

 城西大出で実業団1年目の村山は、8月の世界選手権(北京)では5000メートルに出場し、予選落ちだった。

 世界選手権1万メートル代表で25歳の鎧坂哲哉(旭化成)も高岡の記録を上回る27分29秒74をマークした。

 ▼村山紘太の話 最近はしっかり練習できていたし、狙っていた。すごくうれしい。勝負はメーンの5000メートルだけれど(1万メートルでも)日本記録を出せる力があることを証明できた。

 ◆村山 紘太(むらやま・こうた)宮城・明成高時代は全国タイトルはなし。城西大進学後に箱根駅伝などで活躍し、駒大出の双子の兄謙太とともに旭化成入り。今季は5000メートルで日本選手権を初制覇し、兄弟で世界選手権出場。1メートル74、53キロ。22歳。宮城県出身。

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2015年11月28日のニュース