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14歳池慧野巨 40坪庭からスケボー夢舞台へ!東京五輪正式採用心待ち

スケートボードでプレイする池彗野巨

 2020年東京五輪の開幕まで、28日であと1700日となった。東京五輪の新種目として正式採用を待つスケートボード界には、14歳で国内トップクラスの実力を持つ期待の星がいる。大阪四条中2年の池慧野巨(いけ・けやき)だ。父・建徳さんが実家の庭を改造した“手作りスケートパーク”で技を磨き、小5で出場した12年全日本アマチュア選手権で4位に入り、プロ資格を獲得。積極的な海外遠征で修業を積むスター候補が、夢見る舞台への意欲を語った。

 10月17日の東京・六本木ヒルズアリーナ。集結した1000人以上の若者たちが、中央のステージに熱視線を送った。ストリート系ビッグイベント「リアル・タフネス」。海外から招待された米国、オーストラリア、英国に日本が加わり、各国3人が順番に技を繰り出すスケートボード国別対抗戦だ。池は先輩2人に負けじと、完成度の高い空中技を次々に披露。決勝で米国を下して優勝をつかみ取ると「五輪種目になったら凄い。夢は五輪に出られたらいいなと思う」とはにかんだ。

 スケボーに興味を持ったのは小1の時。小4まで過ごした和歌山県田辺市の家から車を40分走らせた場所にあるスケートパークで滑り始めた。父・建徳さんは「本気でやるなら板(ボード)を買ってやる」と約束。そして、初の東京遠征で火がついた。備長炭の窯元だった父は「大会があると聞いて連れて行ったらズタズタにされた」と壁にはね返された息子のため、友人に頼んで40坪(約132平方メートル)の庭にスケートパークを設置。学校から帰ると暗くなるまで“虎の穴”で特訓に励んだ。

 国内トップスケーターは、13年に日本人で初めてW杯を制した瀬尻稜。日本スケートボード協会(AJSA)の横山純事務局長は「(池は)その後ろを追っている感じ」と中学生の実力を認めた。そして、柔軟性、跳躍力などが求められる要素が「フィギュアスケートと身体的に似ている」と説明する。20年東京五輪に正式採用されれば、5年後は19歳。ちょうど脂も乗り切る頃だ。1メートル52の池は「日本でもスケボーが有名になれるチャンス」と照準を合わせた。

 五輪競技入りを目指すスケートボードを管轄する日本ローラースポーツ連盟(JRSF)は、五輪採用を見込んで来秋に国内強化選手選考会を兼ねた日本選手権(仮称)を開催する。かつてスケーターだった子供が親となり「我が子と楽しめるスポーツ」として親子でスケボーを始めるようになった。AJSAの大会には昨年2000人が出場。五輪実施が決定すれば底辺は拡大し、新たなライバルが出現すれば相乗効果も期待できる。自国開催で、日の丸を背負えば期待されるのは金メダル。14歳は「ライバルたちと滑っていると燃えてくる。頑張りたい」と目を輝かせた。

 ◆池 慧野巨(いけ・けやき)2001年(平13)4月29日、和歌山県生まれの14歳。7歳からスケートボードを始める。12年AJSA全日本アマチュア選手権4位でプロになる。15年AJSAプロツアー最終戦優勝。米大手ブランド、Almostなどとスポンサー契約。名前は長生きして大きくなるという意味を込めて「欅(けやき)の木」から字画で慧野巨に。大阪在住。家族は両親と弟。1メートル52、43キロ。

[ 2015年11月28日 10:30 ]

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