浅田3位でファイナル進出 宮原がGPシリーズ初優勝

[ 2015年11月28日 21:15 ]

ジャンプでミスがあったものの、ファイナル進出を確定させた浅田真央

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は28日、長野市ビッグハットで行われ、女子ショートプログラム(SP)4位の浅田真央(25=中京大)はフリーで120・49点と得点を伸ばせなかったものの、合計182・99点で3位に入り、GPファイナル(12月・バルセロナ)への進出を決めた。

 SP首位の宮原知子(17=大阪・関大高)がフリー133・58点、合計203・11点と自己最高得点をマークしてGPシリーズ初優勝、初のファイナル進出を決めた。GPシリーズデビュー戦でSP10位の木原万莉子(18=京都醍醐ク)はフリー108・23点、トータル163・19点とともに自己ベストを更新したものの、順位は変わらず10位だった。

 浅田は冒頭のトリプルアクセル(3回転半)に失敗すると、続く3回転―3回転では2つ目は2回転になるミス。さらに後半の3連続ジャンプでは最初の3回転フリップの着氷でバランスを崩し、単独ジャンプになってしまうなど精彩を欠いた。それでも高い表現力でフリー2位となり、表彰台を死守し、ファイナルへ駒を進めた。

 宮原はすべてのジャンプを成功させるなど、ほぼノーミスの堂々たる演技で浅田らを抑えて頂点に立った。

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2015年11月28日のニュース