錦織、因縁のチリッチに“雪辱” 復興慈善試合で1万人沸かせる

[ 2015年11月28日 18:04 ]

試合終了後、健闘をたたえ合う錦織(右)とチリッチ

 東日本大震災の復興支援を目的としたテニスの慈善試合が28日、東京・有明コロシアムで行われ、日本男子のエース錦織圭選手(25=日清食品)が昨年の全米オープン決勝で敗れた因縁のマリン・チリッチ選手(27=クロアチア)らと熱戦を展開し、満員の約1万人の観衆を沸かせた。

 錦織選手は「特別な思いがある」と意識するチリッチ選手を、8ゲーム先取のシングルスで8―7で破り、喝采を浴びた。車いすテニス男子の第一人者、国枝慎吾選手(31)=ユニクロ=とも対戦した。ダブルスではマイケル・チャン・コーチ(43)と組み、軽妙なやりとりで盛り上げた。

 イベントは5年連続の開催で、収益は被災地に寄付される。錦織選手は「自分が出ることに、いろいろな意味がある。たくさんの日本のお客さんの前でプレーすることはモチベーションにもなる」と話した。

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2015年11月28日のニュース