加藤ら10月の開幕へ調整 スピードスケート合宿公開

[ 2015年9月28日 18:17 ]

 スピードスケートの全日本強化合宿が28日、北海道帯広市の明治北海道十勝オーバルで報道陣に公開され、昨季はレースへ出ずに体づくりに専念した男子短距離のエース、加藤条治(日本電産サンキョー)らが10月下旬の開幕戦、全日本距離別選手権(長野市)へ向けた調整を披露した。

 4月から右膝に痛みがあるという加藤はスピードを上げた練習が少なく「相当ぎりぎりな状態。大会に間に合わせようと頑張っている」と苦笑い。それでも経験豊富な30歳の第一人者は「あまり深刻に考えすぎず、復帰して先にどうつなげられるかを見つけたい」と前向きに話した。

 2月の世界距離別選手権の女子団体追い抜きで日本の優勝に貢献した菊池彩花(富士急)は軽快に滑走。「(優勝は)過去のこと。五輪の団体追い抜きでメダルを取るために、まずは個人の力を上げないといけない」と気を引き締めた。

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2015年9月28日のニュース