武藤「疲れ」抜けず2位 マッチプレーVの代償…3差終戦

[ 2015年9月28日 05:30 ]

6オーバー2位タイでホールアウトした武藤

男子ゴルフツアー アジアパシフィック・オープン・ダイヤモンド・カップ最終日

(9月27日 茨城県坂東市 大利根カントリークラブ西コース=7101ヤード、パー70)
 首位と4打差の5位から逆転を狙った武藤俊憲(37=赤城CC)は4バーディー、1ボギーの67と伸ばしたものの3打及ばず、通算6アンダーの274で2位となった。8位から出た石川遼(24=CASIO)は77と崩れ通算5オーバーの52位。首位から出た金庚泰(キム・キョンテ、29=韓国)が68で回り、通算9アンダーで今季4勝目を飾った。
【最終R成績】

 武藤は金庚泰を追い詰めたが、1つのボギーに泣いた。11番でバーディーを奪った直後に金庚泰がボギーを叩き、通算7アンダーで首位に並んだ。493ヤードの14番パー4は残り172ヤードの第2打を7Iで狙ったが「庚泰が伸びていなかったので、狙うしかないなとギアを上げてしまった」と気持ちが先走り、ボールはグリーン左に乗っただけ。10メートルに3パットを要する痛恨のボギーを叩き「パットが原因に見えるけど、結果的にショットが良いところについていない」と悔やんだ。

 2週前のツアー外競技、片山晋呉インビテーショナル・ネスレ日本マッチプレー選手権レクサス杯で優勝。だが、3日間で5試合をこなした代償は大きく「疲れが抜け切れていない」という。それでも、今大会の結果で賞金ランクは6位に。「庚泰との差を詰めていきたい。まずはコンディションを100%に戻すことが先決」と疲労を抜いて次戦に備える。

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