錦織、ウィンブルドン以来の実戦へ「全米までの数週間大切にしたい」

[ 2015年8月4日 14:49 ]

 米ワシントンで行われているテニスのシティ・オープンの男子シングルスで、錦織圭(日清食品)が左脚のけがで2回戦棄権となったウィンブルドン選手権以来の実戦に臨む。3日の記者会見では「全米オープン(31日開幕)までの数週間を大切にしたい。(夏の目標は)いい結果を出すことしかない」と全米準優勝へとつなげた昨夏の再現を思い描いた。

 ウィンブルドン後は1週間ほど休んで左脚の回復に努めた。その後はマイケル・チャン・コーチのいるカリフォルニアで調整。「球出し練習だったり、直すところの反復練習だったり基本的なことに取り組んだ」と初心に帰って夏の北米シーズンに備えてきた。

 昨年のこの大会は右足の痛みを抱えながらベスト8入り。その後の2大会は欠場したものの、全米では日本選手初の四大大会決勝進出を果たし、世界ランキングでトップ5に入る足場を築いた。

 第2シードの今回は4日午後7時半(日本時間5日午前8時半)以降に始まる初戦の2回戦で、世界ランキング95位のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)と対戦する。「しっかり練習ができているし、いい感覚でプレーができると思う」と、得意のハードコートでの戦いを待ち望んでいた。(共同)

続きを表示

2015年8月4日のニュース