宮里美香、晴れやか7位 メジャー初Vへ課題は「最終日の爆発力」

[ 2015年8月4日 05:30 ]

優勝争いに絡むも首位と7打差の7位に終わった宮里美香(AP)

USLPGAツアー全英リコー女子オープン最終日

(8月2日 英国ターンベリー ターンベリー・エイルサコース=6410ヤード、パー72)
 4位から逆転を狙った宮里美香(25=NTTぷらら)は1イーグル、2バーディー、5ボギーの73と伸ばせず、通算5アンダー、283で7位に終わった。71の横峯さくら(29=エプソン)は通算5オーバーで36位、77の成田美寿々(22=オンワードホールディングス)は通算9オーバーの50位だった。5位から65で回った朴仁妃(27=韓国)が通算12アンダーで大会初優勝。朴はメジャー4大会目のタイトルで、米ツアーでは今季4勝で通算16勝となった。

 日本勢38年ぶりのメジャー制覇はならなかったが、宮里美は「やりきりました」と晴れやかな表情を浮かべた。優勝争いに絡んで7位。「久々にいいゴルフができたのは率直にうれしいし、新たな課題も見つかった。本当に収穫は多い」と前向きだった。

 最終日はパット数が前日まで3日間の平均より7打多い33。「きょうはなかなか3、4メートルのパットが入らなかった」と苦しい展開になったが、14番パー5では右ラフから20ヤードの第3打をSWで直接放り込んでイーグルを奪うなど、最後まで気持ちは切れなかった。

 同組で回ったペテルセンには、13年に単独首位で臨んだ最終日に79と乱れたエビアン選手権(最終成績は19位)でも同組で優勝をさらわれた。「その悔しい気持ちもあった。少しは成長できた」と実感を込めて語った。今後の課題に最終日の爆発力を挙げる。「3日目までにいいスコアを出しても最終日に爆発的なスコアを出さないと、このツアーでは勝てない」と再認識した。久々にメジャーの舞台で優勝争いを演じて深めた自信。それを胸に25歳の戦いは続く。

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