ラグビー平尾誠二氏、観客満足度の重要性訴える 新国立問題

[ 2015年8月4日 13:35 ]

 ラグビーの元日本代表監督で神戸製鋼ゼネラルマネジャーの平尾誠二氏は4日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の新たな計画策定に向けて遠藤利明五輪相と会談し「観客の満足度が高まらないと競技場の価値はない。選手第一と同レベルに近いぐらい重要」とホスピタリティー機能を充実させる必要があると訴えた。

 政府は従来の計画を白紙撤回し、メーン会場に予定していた19年秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に完成が間に合わなくなった。W杯組織委員会の理事で、事務総長特別補佐も務める平尾氏は「国内だけでなく、国外のラグビー関係者も非常に残念がっている」と述べた。

 遠藤五輪相は、会談の中で政府が新計画では設置しない方針を固めている開閉式屋根について「(設置は)なかなか難しいことになってきている」と明らかにした。(共同)

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2015年8月4日のニュース