米ゴルフ 選手がプレー中にキャディー解雇 クラブ選択ミスが発端

[ 2015年7月24日 15:33 ]

カナダ・オープンでティーショットに臨む選手 (AP)

 23日に行なわれた米男子ゴルフのカナダ・オープン第1ラウンドで、ロバート・アレンビー(44)がプレー中に今季から自身のバックを担いでいるキャディーを解雇した。

 アレンビーはパー5の13番ホールでトリプルボギーを叩いたが、解雇の発端となったのはこのホールの残り約150ヤードの4打目。アレンビーは7番アイアンでのショットを主張したが、キャディーは8番アイアンを使うようにアドバイスした。

 結局、クラブの番手を下げてショットしたが、ショートしてグリーン手前のクリークへ。この結果に不満なアレンビーはキャディーに近づき「最悪だ。二度とキャディーなどさせるものか」とその場を去るように指示したという。

 競技委員には残りのホールを自分でバックを担いでプレーすると申告したアレンビー。しかし、ギャラリーの一人がキャディーを買って出て、スコア81の9オーバーでホールアウト。その後、競技を棄権した。

 「我々はクラブ選択ミスをここ数ヶ月間、毎週のように犯していた。彼は正しいアドバイスができなかったということだ」とラウンド後に解雇の経緯について語るアレンビー。一方、“元”キャディーは「自分が悪いショットをしただけなのに、ミスをキャディーのせいにしている」と“元”の雇用主の批判に応戦していた。

 オーストラリア出身のアレンビーは91年にプロ転向。これまでツアー22勝、米ツアーでも4勝をマークするなどの実績を残しているが、今季は21試合に出場して予選落ちが12回と苦戦が続いている。

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2015年7月24日のニュース