照ノ富士“禁じ手”振り回して抵抗も3敗「いいところなかった」

[ 2015年7月24日 05:30 ]

鶴竜(右)にすくい投げで敗れた照ノ富士はこれで3敗目

大相撲名古屋場所

(7月23日 愛知県体育館)
 横綱戦2連敗で引き揚げた支度部屋。照ノ富士はぶ然としていた。「いいところがなかった」。記者の質問への答えは「はい」「そうですね」と短く、気のないものばかり。左上手を取れなくても白鵬に抵抗した前日は冗舌に“収穫”を強調した。対照的な姿だった。

 この日朝は「思い切り当たって右四つになる」と宣言。先を見据えて自分の形に執着する姿勢を示したが、取組では簡単にもろ差しを許した。右巻き替えは実らず、両腕で抱え、振り回して抵抗する。“大関にふさわしくない”と封印したはずの内容になった上、すくい投げで転がされて3敗に後退した。

 優勝争いはトップの横綱2人と2差。「まだ今場所は終わってない」。強がりではないことを残り3日間で証明したい。

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2015年7月24日のニュース