ボルト ロンドンGPで故障から復帰「勢いと自信を取り戻す」

[ 2015年7月24日 09:10 ]

 陸上男子100メートルで9秒58の世界記録を持つ28歳のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が24日、ダイヤモンドリーグのロンドン・グランプリで、左脚の故障からの復帰レースに臨む。低迷する今季は10秒12が自己最高。8月の世界選手権(北京)へ「重要なテスト」になる。23日、ロンドンで記者会見し「一つのステップを刻みたい」と意欲を語った。

 2012年ロンドン五輪で短距離3冠に輝いたボルトは「最初の40メートルが鍵。年齢を重ねると練習がきつくて大変だけど、スタートを改善できれば後半の走りは心配ない」と笑顔で強調した。3連覇を目指す来年のリオデジャネイロ五輪で引退する意向をあらため、17年世界選手権(ロンドン)を最後に現役から退く。「特別な場所」と言い切るロンドンで復調ぶりを示せるか注目される。

 今季は04年アテネ五輪覇者のジャスティン・ガトリン(米国)が9秒74を出すなど絶好調。アサファ・パウエル(ジャマイカ)らも強さを取り戻してきたが「他人のタイムは関係ない。自分の走りをするだけだ」と意に介していない。「ロンドンで勢いと自信を取り戻す」と力強く宣言した。(共同)

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2015年7月24日のニュース