女子スカッシュ第一人者・松井がV 20年五輪で正式種目入り目指す

[ 2015年2月9日 10:12 ]

ダイナムの公式キャラクター「モーリーズ」と記念撮影する女子優勝の松井(右)と男子優勝の机

ダイナムCUP SQ―CUBE OPEN in さいたま

(2月8日 さいたま市北区日進町・埼玉スカッシュスタジアムSQ―CUBE)
 15年初のスカッシュ賞金大会として行われ、女子は第一人者の松井千夏(37=SQ―CUBE  PRO)が鬼沢こずえ(38=T.I.M.)をストレートで下して優勝。男子は机龍之介(17=iBEXスポーツ)が海道泰喜(20=TECNIFIBRE)に圧勝した。スカッシュは2020年東京五輪での追加競技入りを目指しており、選手のモチベーションもアップ。6日から3日間行われた大会は熱戦続きとなった。

◆女子
 レフティー松井の笑顔がはじけた。ベテラン同士の対決を危なげなく制し「今年最初の大きな大会。ドロップショットがよかった。選手がアピールできる大会を作っていただき、感謝します」と特別協賛したダイナムへの思いを明かした。持ち前の美ぼうをいかし、競技の「代名詞」として活動してきた。20年東京五輪の追加競技入りに向け、先月には世界スカッシュ連盟のナヤラナ・ラマチャンドラン会長が大会組織委員会の森喜朗会長と日本オリンピック委員会の竹田恒和会長を訪問。周囲が盛り上がる中「もっとスカッシュを知ってもらいたいし、やり続けていれば夢はかなう。その場に立ちたいという気持ちもあるし、できる限りの活動をする」と力を込めた。

【女子決勝スコア】
 松井千夏(SQ―CUBE PRO) 3―0(11―3、11―2、11―6) 鬼沢こずえ(T.I.M.)

◆男子
 昨年の全日本覇者、机龍がストレート勝ち。3年前にジュニア大会で敗れている海道にリベンジし「王者という立場だったので重圧もあったが、相手を疲れさせるという自分のスカッシュができた」と笑みを浮かべた。神奈川県内の高校に通う2年生。2回戦で兄・伸之介と顔を合わせて勝利したが「ある意味、決勝戦以上に緊張した」と振り返った。20年東京五輪で競技が実施されれば、その中心となるだけに「若い世代が活躍することが重要になっている。国内で結果を残し、海外でも頑張りたい」と目標を掲げた。

【男子決勝スコア】
 机龍之介(iBEXスポーツ) 3―0(11―8、11―6、11―4) 海道泰喜(TECNIFIBRE)

◆ダイナムが特別協賛 日本スカッシュ協会の公式パートナー
 今大会に特別協賛したダイナムは日本全国にパチンコホールを展開。表彰式にはダイナムグループ公式キャラクター「モーリーズ」も登場し、会場を盛り上げた。同社は11日の「スカッシュデー」や、22日まで行われる「スカッシュウィーク」にも協賛。日本スカッシュ協会の公式パートナーとして「2020回ラリーに挑戦!」と題し、スカッシュウィーク中に「2020回のスカッシュラリー達成」を呼びかける。関係者は「20年東京五輪での正式種目入りに向けて盛り上げたい」と意気込んでいた。

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