“逸ノ城スペシャル”2度目で決めた 幕内最重量対決に勝利

[ 2014年11月12日 05:30 ]

碧山を上手投げで破る逸ノ城

大相撲九州場所3日目

(11月11日 福岡国際センター)
 逸ノ城は同じ関脇の碧山との計396キロ対決を制して2勝1敗とした。

 自身は199キロで幕内最重量だが、碧山も幕内No・2の197キロ。相手の圧力を止めるべく立ち合いで敢行したのが「左の張り差し」だった。「プロに入ってから覚えた」という技術だが、それが見事に決まり得意の右四つに組む。その後、右手で相手の頭を押さえながら左上手から投げる“逸ノ城スペシャル”を出すと1度目は失敗に終わったが、すぐに繰り返した2度目は豪快に決まった。

 「きのうよりきょうの方が良かった」と日に日に手応えを得ているが、先場所も多用した“逸ノ城スペシャル”には「前に出ずにやったら駄目」と反省の弁を述べた。この日はしこ名と本名(イチンノロブ)にも入る“イチ”がたくさん付く11月11日だったが「全然思ってなかった」と笑顔。4日目の豪栄道戦に向け「先場所の相撲を目指して頑張ります」と誓った。

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2014年11月12日のニュース