遼、初日今季最高13位発進!4差も貪欲「もう少し上行けた」

[ 2014年10月31日 05:30 ]

第1ラウンド、18番でバーディーを奪い声援に応える石川遼

USPGAツアーCIMBクラシック第1日

(10月30日 マレーシア・クアラルンプール クアラルンプールG&CC=6985ヤード、パー72)
 ツアー初優勝を目指す石川遼(23=CASIO)は5バーディー、2ボギーの69をマークし、首位と4打差の13位で今季3戦目で初日最高のスタートを切った。松山英樹(22=LEXUS)は4バーディー、2ボギーの70で23位。65で回ったリカルド・カールベリ(27=スウェーデン)が首位に立った。雷雨で約2時間の中断があった。

 2アンダーで迎えた最終18番パー5。石川はピンまで200ヤードを残したバンカーからの3打目で「とにかく(バンカーの)アゴに当たらないように」と6Iを握った。2段グリーンの下段に止まることも覚悟していたが「奇跡的なショット」はピン右奥10メートルに3オン。スライス、フックと切れるラインを読んでバーディーを奪いトップと4打差で終えた。ただ、好発進にも「もう少しいけたんじゃないか」と貪欲な姿勢を見せた。

 東南アジア特有の蒸し暑さの中で、切れのあるショットを見せて何度もチャンスをつくった。前半は微妙な距離のパットに苦しみ伸び悩んだが、後半は9ホール全てパーオンに成功。「ショットが良かったので、流れが悪くならないようにできた」と我慢のゴルフを続け、後半の3バーディーにつなげた。

 この大会の昨年の優勝スコアは14アンダー。調子を維持できれば優勝争いにも加われる内容だ。シーズンは始まったばかりだが、3試合で初日13位は最も良いスタート。予選落ちもなく「内容でも、よりいいものを目指していきたい」と残り3日間の戦いへ気合を入れ直した。

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2014年10月31日のニュース