尾崎直 プレーオフ制し、シニアツアー2季ぶり3勝目

[ 2014年10月13日 05:30 ]

 ゴルフの日本プロシニア選手権住友商事サミットカップは12日、茨城県サミットGC(6878ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、2位で出た58歳の尾崎直道が68で回り、通算15アンダーの273で並んだ渡辺司、室田淳とのプレーオフを制して初優勝した。シニアツアー2季ぶり通算3勝目で賞金は1000万円。プレーオフは3ホール目で室田が脱落。4ホール目に尾崎直がバーディーを奪って決着した。

 辺りが薄暗くなったプレーオフの4ホール目。約30センチのバーディーパットを沈めた尾崎直が長丁場の戦いを制した。「粘りのひと言。へとへとですが、見ている人もうんざりしたでしょう」と息をついた。ピンチをしのぎ、ボギーなしの4バーディーでプレーオフに進出。途切れなかった集中力は、かつて“マムシのジョー”と呼ばれた凄みを感じさせた。レギュラーツアー通算32勝の実力者。シニアで2年ぶりの賞金王を視野に入れ「頑張るしかない。自分は神経をすり減らすような勝負の人生が合っている」と意気軒高だった。

続きを表示

2014年10月13日のニュース