北島 世界選手権へ早め始動、来月か10月に本格練習再開へ

[ 2014年8月17日 05:30 ]

特設プールで泳ぎを披露する北島。光の屈折率の違いで体と頭が離れて見える

 競泳平泳ぎの北島康介(31=日本コカ・コーラ)が来年の世界選手権(カザン)に向けて、早めに始動する意向を明かした。

 21日に開幕するパンパシフィック選手権(ゴールドコースト)では特別解説に挑戦するため、10日まで行われた全米選手権を視察した。ロンドン五輪後に引退しながら4月に復帰したマイケル・フェルプスのレースを見て「(自分が)一番刺激になった。来季に向けて早めにスタートしようと思う。なあなあではなくて、アプローチを掛けていきたい」と本気モード。日本代表復帰へ、9月か10月に本格的な練習を再開する予定だ。この日は六本木ヒルズアリーナの特設アクエリアスプールで水泳教室を行い、波のある難しいプールでストリームラインを披露すると、観客から拍手が送られ「新鮮で良かった」と振り返った。

 ≪黄金世代に太鼓判≫北島が黄金世代の活躍に太鼓判を押した。萩野公介(20=東洋大)、瀬戸大也(20=JSS毛呂山)はマイケル・フェルプス、ライアン・ロクテと200メートル個人メドレーで頂点を競う。2選手が全米選手権のレースで本調子でなかったことに触れ「勝てるレースは勝ちにいかないと駄目。(フェルプス、ロクテに)勝てると思う」と期待を寄せた。今季の記録は萩野が1分55秒38(日本新記録)、瀬戸が1分57秒32、ロクテが1分56秒50、フェルプスが1分56秒55となっている。

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2014年8月17日のニュース