白井 全日本Jr個人暫定首位も着地乱れ「今年一番悔しい」

[ 2014年8月17日 05:30 ]

全日本ジュニア体操選手権でつり輪の試技をする白井

 体操の全日本ジュニア選手権は横浜文化体育館で第5日が行われ、男子1部個人総合で白井健三(神奈川・鶴見ジュニアク)が87・700点をマークし暫定首位に立った。

 ただ、全6種目で着地が乱れ、8月初旬の全国高校総体で記録した自己最高の89・900点には及ばず。「今年一番悔しい大会になりました。思った通りの演技ができず、失敗しなかっただけの大会になった」と悔やんだ。得意の跳馬では「手を付いた瞬間に無理だと思った」と急きょ2回転半での着地に変更。床でも本来の完璧な演技は影を潜めた。全演技終了後は一時携帯電話を紛失し、会場を捜し回るなど踏んだり蹴ったりの一日となったが「総体から少し休めば良かった。気持ちはそんなに長く続かないと思った」と己を知ったことを収穫としていた。

 ≪村上は暫定3位≫10月の世界選手権(中国・南寧)女子代表の村上茉愛(まい、池谷幸雄倶楽部)は女子1部個人総合で暫定3位にとどまった。足を痛めており、得意の床でも「細かいミスがあって減点が多かった」と話した。ただ段違い平行棒については「久しぶりにいい点が出た」と12・950点を記録した種目に手応え。約1カ月半後の大一番へ向けて「まずはケガを治すのが第一。うまく試合で調子を上げたい」と見据えた。

続きを表示

2014年8月17日のニュース