南京ユース五輪開幕 エボラ影響で3カ国不参加

[ 2014年8月17日 01:51 ]

 14~18歳の選手を対象にした第2回ユース五輪は16日、中国の南京で開会式が行われ、開幕した。約200の国と地域から約3800人の選手が参加し、2020年東京五輪を見据える若い選手が競い合うとともに五輪精神を学ぶが、西アフリカの3カ国が不参加となるなどエボラ出血熱の影響が出る中でのスタートとなった。

 日本選手団は78選手が参加し、開会式ではバドミントン女子の17歳、山口茜(福井・勝山高)が旗手として入場行進。「夢を共有しよう」の大会スローガンを表現する歌や踊りが披露され、中国の習近平国家主席や東京五輪組織委員会の森喜朗会長らが出席。

 エボラ出血熱の感染拡大でシエラレオネとリベリアが不参加となり、国際オリンピック委員会(IOC)は16日、ナイジェリアも参加を取りやめたと発表。格闘技と水泳から感染地域の3選手を除外する異例の措置を取った。

 ユース五輪はIOCのロゲ前会長が若者のスポーツ参加促進を目指して創設し、10年にシンガポールで第1回を開催。選手は「文化教育プログラム」に参加し、バッハ会長は「反ドーピングやフェアプレー精神を学べる最適な舞台」と意義を強調した。28日まで16年リオデジャネイロ五輪と同じ28競技を行う。(共同)

続きを表示

2014年8月17日のニュース