キンクミ ツアー2度目のホールインワン!66で2差2位躍進

[ 2014年8月17日 05:30 ]

3番でホールインワンを達成した5番アイアンのクラブとボールを手に笑顔を見せる

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72第2日

(8月16日 長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ北コース=6555ヤード、パー72)
 雷雨による約3時間の中断に見舞われたが、14日に25歳の誕生日を迎えた金田久美子(スタンレー電気)が快調に伸ばした。3番パー3でのホールインワンに加え、4バーディーを奪って66。通算9アンダーで、首位のイ・ボミ(25=韓国)に2打差の2位につけた。連覇を狙う成田美寿々(21=オンワードホールディングス)は23位に後退、昨年賞金女王の森田理香子(24=リコー)は予選落ちした。
【第2R成績】

 2日遅れの誕生日プレゼントは、3番パー3(183ヤード)に待っていた。金田の5Iでのショットはピン手前8メートルに落ちると、フックラインに乗って転がった。「ピンに近づいたとは思いましたが、入るのは見えなかった」。グリーン周りの反応で、ツアー2度目のエースを知らされた。

 エースでも25歳は浮かれない。その後は冷静なプレーを心掛けてパーを重ね、12番と15、16番の連続バーディーで8アンダーまで伸ばした。直後に雷雨により約3時間の中断となったが、集中力は切れない。クラブハウスでバナナを食べて空腹を補い、最後は車の中でリラックス。再開直後の17番で3連続バーディーとした。今季自己ベストの66に「パターがよく入った。最近はショットも良くなっていたので、好スコアが出る準備はできていた」と喜んだ。

 11歳11カ月でツアー出場という記録を持つ元祖・天才少女。09年からツアーに出場し、11年には初優勝も手にした。しかし、その後は優勝から遠ざかっている。今季は開幕戦のダイキンオーキッドの12位が最高で、賞金ランクは63位と低迷。アプローチのバリエーションを増やすためロブ気味の打ち方に取り組んだことでパットに変調を来し、アプローチも迷う悪循環に陥っていた。元のアプローチにして感覚を取り戻したのは1カ月前だった。

 プロ入り前には「25歳で結婚」と考えていたが、25歳を迎えた今は「悔しさ、やり残したことがあるので30歳までやりたい」に変わった。最終組で迎える最終日。「久しぶりの位置で、どう戦えばいいか分からない」と優勝争いできることを楽しそうに語った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月17日のニュース