遼の62は日本勢ベストタイ 87年中嶋、10年宮本に並んだ

[ 2014年8月17日 05:30 ]

ウィンダム選手権第2ラウンド、通算8アンダーでホールアウトし、ギャラリーの声援に応える石川遼
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USPGAツアー ウィンダム選手権第2日

(8月15日 米ノースカロライナ州グリーンズボロ セッジフィールドCC=7130ヤード、パー70)
 米ツアーの日本人男子では、中嶋常幸が87年USバンク選手権第1日、宮本勝昌が10年ブリヂストン招待第3日に62をマークした。また青木功は80年全英オープン第3日、中嶋常幸は84年ビュイック招待最終日、尾崎直道は95年シュライナーズホスピタル・オープン第1日、丸山茂樹は01年ハートフォード・オープン第1日に63を出した。青木の63は海外メジャーの最少記録でもある。ツアー競技ではないが、丸山は00年全米オープン予選で58を記録した。

 ≪国内では58≫国内男子ツアーの最少スコア(ツアー制度施行の73年以降)は10年中日クラウンズ最終日に石川がマークした58。世界主要ツアーの最少記録も更新した。前半のハーフ28と、12バーディーは国内ツアータイ記録。石川は6打差の18位から出て12バーディー、ノーボギーで回り逆転優勝した。

 ≪スケール大きい≫石川の部門別成績からスケールの大きさがうかがえる。ドライビングディスタンスは312.8ヤードで8位で、平均パットは1.52で1位につけた。第2ラウンドのパーオン率は88.89%(18ホール中16ホールで成功)と好調で、9バーディーのうちパー4で5つ奪った。その全てがPW~SWのショットでピンに絡めたもの。積極的に1Wを持って遠くに飛ばし、短いクラブでピンをデッドに攻める。マスターズ覇者のB・ワトソン、全英と全米プロを連勝したR・マキロイが実践したメジャー仕様の戦略だ。

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