有村 予選突破も「生きた心地しなかった」パットさえずヒヤリ

[ 2014年8月17日 05:30 ]

全米女子プロ第2ラウンド、通算2オーバーで予選を通過した有村智恵

USLPGAツアー 全米女子プロ選手権第2日

(8月15日 米ニューヨーク州ピッツフォード モンローGC=6717ヤード、パー72)
 初日29位だった有村智恵(26=日本ヒューレット・パッカード)は75で回り、74の上原彩子(30=モスフードサービス)とともに通算2オーバーとして54位で予選を突破した。72で回った野村敏京(21=フリー)は1オーバーの44位。73で4オーバーの宮里美香(24=NTTぷらら)と75で5オーバーの宮里藍(29=サントリー)は予選落ちした。16日には第3ラウンドがスタートし、有村は前半の9ホール全てパーでしのぐと後半は11、17番でボギーを叩いたが18番をバーディーで締め通算3オーバー、上原は2バーディー4ボギーで4オーバー、野村は4バーディー4ボギーで1オーバーとなった。

 有村はフェアウエーを外したのは1度だけとショットがさえたが、パットが不調だった。後半の13番は奥のバンカーから10メートルを残し、1・5メートルオーバーして3パットのダブルボギー。この結果、予選通過ギリギリの2オーバーまで後退した。特に終盤の3ホールは距離が長い上に難しく「生きた心地がしなかった」という。

 それでも、16、17番で着実にパーを拾うと、全選手の平均スコアが最も悪い18番でも「体が硬くなったけど自信を持って打てた」と1Wを振り切った。多くの選手がグリーンに届かないアゲンストの風の中、第2打も芯で捉えてピン7メートルに。きっちりパーで上がった。「ショットに関してはまた一つ自信になった。まだまだ上に行けると思うので頑張りたい」と巻き返しを誓った。

続きを表示

2014年8月17日のニュース