松山 初日イーブンも上位進出見据える「我慢続けたらいける」

[ 2014年8月9日 05:30 ]

USPGAツアー全米プロ選手権第1日

(8月7日 米ケンタッキー州ルイビル バルハラGC=7458ヤード、パー71)
 2つのきっかけで松山が浮沈した。出だしの10番はラフを渡り歩きながら最後にアプローチを寄せてパー発進。11番は3メートルのパーパットを沈めてピンチを乗り切った。すると、12番で7メートルのフックラインを読み切りバーディーが先行。13番は岩垣が積まれた上にある砲台グリーンに向かい、105ヤードの2打目をウエッジで50センチにつけるスーパーショットで連続バーディーを奪うなど10ホールで3つ伸ばしたが、「少しずつかみ合わなくなった」と振り返った。

 5番は12ヤードのアプローチを残し、クラブが茎の太いラフに絡み4ヤードしか飛ばずボギー。6番はフェアウエーから230ヤードの2打目を4Iで打った瞬間「バフッ」という鈍い音。手前10センチを大ダフリして力なく飛んだ球は160ヤード先のラフに入った。2日前の練習でもこのホールでダフっており“鬼門”となりそうだ。

 ラウンド中は何度も腰に手を当てて背中をそらすなど、体調を含めて本来の切れが戻っていない様子。悪い流れのまま初日を終えたが、「前半のしっかり我慢しながらのゴルフを続けていけたら上位にいける」と上位進出を見据えた。

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2014年8月9日のニュース