みなみ 3打差スタート、中高連覇へ1W不調パットでカバー

[ 2014年8月9日 05:30 ]

高校ゴルフ個人の部・初日7番ホール、バーディーパットを決めた勝

全国高等学校ゴルフ選手権大会第58回個人の部 全国中学校ゴルフ選手権大会第58回個人の部第1日

(8月8日 山口県山口市 宇部72カントリークラブ)
 高校女子は3人が69で首位に並び、勝みなみ(鹿児島高1年)は3打差の9位でスタートした。高校男子は徳光祐哉(山口・高川学園3年)が65で回り単独首位発進。中学男子は杉原大河(徳島・南部3年)と中尾亮太(京都・同志社2年)が68をマークして首位に立ち、中学女子は安田祐香(兵庫・原田2年)ら4人が70を出して首位で並んだ。

 勝が踏ん張った。フェアウエーキープ率が半分以下で「ショットが駄目だった。やっと終わった――という感じです」と苦笑いながら、アンダーパーの72をマーク。首位とは3打差の逆転圏内にとどまった。

 3バーディーを奪ったが、悔いが残るのはいずれもパー5の9番と18番。9番では「ラインが難しかった」という1メートル弱のバーディーパットがカップに蹴られ、最終18番は1Wでの第1打が右OBとなりボギー。「1Wさえ曲がらないでフェアウエーキープできていれば…」と肩を落としたように、不安を抱いていた1Wがこの日も不調だった。それでも昨冬以来の試合の観戦となった父・秀樹さん(44)が「格段に成長している」と驚いたほど、アプローチやパットでカバーした。

 ホールアウト後は最後まで振り切れなかったという1Wを修正。「1Wさえ曲がらなければ、スコアは出せる」と前を見た。今年3月の全国中学ゴルフ選手権春季大会を制した勝だけが挑戦可能な、史上初の中学高校をまたいでの春夏連覇へ。国内女子ツアー史上最年少優勝者が再び、誰も足を踏み入れていない世界の扉を開ける。

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2014年8月9日のニュース