尾車改革 朝稽古「申告制」で集中力アップ 夏巡業スタート

[ 2014年8月9日 05:30 ]

申告制で稽古を行う(左から)常幸龍、栃乃若、高安、稀勢の里

 大相撲夏巡業が8日、茨城県石岡市から本格的にスタートした。この日から始まった朝稽古では尾車巡業部長(元大関・琴風)の提案で新たに申告制となり、2人で連続して番数をこなす三番稽古や4人程度のグループによる稽古のみとなった。

 これまでは十両、幕内は申し合いが中心だったが、稽古量を増やすことや来場客に朝稽古を見せることなどが狙い。尾車巡業部長は「花道で関取が座って見ているのもよくない。お客さんも見やすいし、力士も集中して稽古ができる」と説明した。常幸龍は大関・稀勢の里や高安、栃乃若と精力的に稽古をこなしたが「やりづらかった。始まったばかりでよく分からなかった」と新しい稽古方法に困惑気味だった。

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2014年8月9日のニュース