浅田真央「少し休養が必要」 注目の進退に慎重な姿勢

[ 2014年3月30日 18:25 ]

ファンの質問にこたえる浅田

 フィギュアスケートの世界選手権女子で4年ぶり3度目の優勝を果たした浅田真央(中京大)が一夜明けた30日、さいたまスーパーアリーナで取材に応じ、注目の進退について「普通にやればできるが、自分の気持ちとして今は少し休養が必要なんじゃないかと思っている。今すぐ答えを出す必要はない。(決めるのは)最終的には自分」と心境を語った。

 6位だったソチ冬季五輪から帰国後に現役続行と引退の可能性を「ハーフハーフ(半々)」としたのは「(今季が)終わってからしっかり落ち着いて(気持ちを)整理したかった」からという。「次の目標がまだ見つかっていない。決意ができればやるし、そういうものが湧き出てこなければできない。やるならそれなりの覚悟がいる」と慎重な姿勢を示した。

 集大成と位置付けた五輪シーズンを終え「今はやり切ったという思い」と達成感がにじみ、オフにスケート以外でやってみたいことを問われたが「特にないんですよね」と苦笑いを浮かべた。

 男子でソチ五輪、世界選手権、グランプリ・ファイナルの3冠に輝いた羽生結弦(ANA)は「肩書を気にせずに自分らしく新しい試合に向けて頑張りたい」と話した。

 浅田、羽生は上位選手らによるエキシビションに出演し、浅田はファンから「真央ちゃん、ありがとう」「やめないで」と声援を受けた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月30日のニュース